RDBを使うと、今まで大変だったDBサーバーの構築・運用・規模拡大の作業を、
分かりやすいUIから簡単に行うことができます。
スタンドアローンのDBサーバーから始めて、2台の冗長化構成に変更したりリードレプリカを追加したりもできるので、ビジネスに合わせた柔軟なスケールアウトが可能です。さらに、自動バックアップ・リソース監視・DBログ取得など、DBサーバーの運用に必要な機能は一通り揃っており、運用工数を大幅に削減することができます。

特長
冗長化
2台のDBサーバーを異なるホストへ配置し、アクティブ・スタンバイ構成を構築することができます。単ホストに障害が起きた場合でも待機系のDBサーバーが自動昇格し、DBサービスを継続します。冗長化のタイプは、データ優先 / 性能優先の2つから選択できます。
リードレプリカ
DBサーバーのリードレプリカを作成して、読み出しの負荷を分散することができます。MySQLの場合は非同期レプリケーション、PostgreSQLの場合はストリーミングレプリケーションを行います。
自動バックアップ
面倒だったDBサーバーのデータバックアップ設定が自動で行えます。バックアップ期間やバックアップを行う時間帯を設定することもできます。
ポイントインタイム・リカバリー
DBサーバーのある時点の状態を元に、ポイントインタイムリカバリーによって新しいDBサーバーを作成できます。万が一オペレーションミスで大事なデータを削除してしまった場合でも復元可能なので安心です。
ディスク割り当て
DBサーバーにディスクを割り当てたり、ニーズに合わせてあとから増設したりすることができます。高速なCloudestのフラッシュドライブ(※1)も利用可能です。
ネットワーク・セキュリティ
さまざまなネットワークオプションやセキュリティオプションを利用可能です。DBファイアウォールによるアクセス制御に加えて、プライベートLANやMySQL・PostgreSQLのSSL接続なども対応しています。
(※1) フラッシュドライブは、リージョンwest-1にてご利用いただけます。
機能・仕様
DBサーバー
ニフティクラウドのもっとも基本的な構成要素です。コントロールパネルやAPIからとても簡単にDBサーバーを作成できます。
DBサーバータイプ・仕様については下記ページをご覧ください。
利用可能なDBエンジン | MySQL / PostgreSQLL / MariaDB |
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DBスナップショット
DBサーバーからスナップショット作成しておき、あとから新たにDBサーバーを作成することが可能です。
取得方法 | 自動 / 手動(コントロールパネルまたはAPIにて設定) |
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DBパラメーターグループ
デフォルトのおすすめ設定テンプレートからDBサーバーを設定できます。また、独自に作成したテンプレートを、任意のDBサーバーへいつでも適用することができます。
グループ設定数 | 50個まで |
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DBパラメーターグループの上限を変更したい場合は、下記フォームよりお問合せください。
DBファイアウォール
DBサーバーへのアクセスを、IPアドレス帯やCloudestのファイアウォールグループを指定して制御することができます。
グループ設定数 | 25個まで | |
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グループルールの詳細 | 通信許可設定 | Incomingのみ |
設定数 | 100個まで | |
IN/OUT設定 | INのみ(OUTは設定できません) |
DBファイアウォールグループルールの上限を変更したい場合は、下記フォームよりお問合せください。
モニタリング
DBサーバーのリソース監視が行うことができます。OSレベルの監視やDBエンジン内リソースの監視が用意されています。
イベント
DBサーバーやDBファイアウォール、DBパラメーターグループ、DBスナップショットに起こったさまざまなイベントを閲覧することができます。
イベント通知
RDBの各機能に起こったさまざまなイベントを、指定したメールアドレスにメール通知することが可能です。
イベント通知作成数 | 20個まで |
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通知先メールアドレス設定数 | 20個まで |
料金
RDBのご利用料金は、料金一覧をご覧ください。
ご利用方法・技術仕様
コントロールパネルおよびAPIからご利用いただけます。
利用方法、詳しい仕様は各ドキュメントをご確認ください。
注意事項
RDBの各機能に起こったイベントは、デフォルトではメール通知されません。お客さまご自身で必要なイベント通知をご設定ください。イベント通知の仕様は下記ページをご覧ください。
- RDBは、Cloudest powered by ニフティクラウド品質保証制度(SLA)利用規約に基づく保証の対象外です。
- RDBにはリストア機能がございます。
しかし、ユーザーは、RDBの利用にかかわらず、ユーザー又は第三者のプログラムやデータ(以下「データ等」といいます。)のバックアップを行う義務を負うものとします。
また、弊社はユーザーに対し、RDBのリストア機能によりデータ等の復旧を行うことに関する何らの保証も行うものではありません。弊社はユーザーに対し、RDBの利用に伴い、データ等の消失若しくは破損等が生じた場合であっても、その理由の如何を問わず一切の責任を負いません。 - ユーザーは、RDB を利用するにあたって、以下の注意事項を遵守するものとします。
ユーザーが以下の注意事項に違反したと弊社が判断した場合、弊社は、当該ユーザーによるRDBその他のCloudestの利用を一時的に制限することができるものとします。
当該利用制限により、当該ユーザーがRDBその他のCloudestの利用ができず、これにより損害が発生したとしても、弊社は一切責任を負いません。- メモリ・CPU・ディスク使用量の監視は、お客さまにてお願いいたします。
- ディスク利用量の限界に達しそうになった場合、ディスクの増設を行ってください。ディスク・CPU・メモリのキャパシティプランニングは、余裕をもって行ってください。
- 1DBサーバーにつき1000個以上のテーブルを作成しないでください。大量のテーブルを作成してしまうと、DBのデータが壊れた際のリカバリー時間が非常に長くなってしまう可能性があります。
- 冗長化機能利用時のフェイルオーバー・週次メンテナンス時の瞬断・DBパラメーターグループ適用時の瞬断は、本番環境での運用前に事前テストを行ってください。
管理用ユーザーについて
- DBサーバーのマスターユーザーを削除すると、動作に不具合が出る場合がありますのでご注意ください。
- 管理用のユーザー(rdbadmin、rdbrepladmin)について、設定変更(パスワード変更も含みます)およびユーザー削除した場合には、動作に深刻な不具合が出る場合がありますので削除を行わないようご注意ください。なお、マスターユーザーの名前に"root"を指定することはできません。
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本ページの内容は、2016年11月21日時点の情報です。